寒い日々が続いていますが、皆様体調をくずしたりされていないでしょうか?
当院の外来でもインフルエンザや感染性胃腸炎の患者様が多くなっています。
そこで、今回は冬に流行するノロウイルス感染の予防について書きたいと思います。
1.手洗い
トイレの後、食事や調理の前などは、石鹸を使いしっかりと手を洗いましょう
※ノロウイルスにはアルコール消毒は効果を期待できないため、石鹸を使い30秒以上かけて丁寧に洗いましょう
2.食品への加熱
ノロウイルス汚染の可能性がある食品(特に生ガキや貝類)を調理する場合は、十分に加熱しましょう。
3.便や嘔吐物の処理
素手で触らず必ずビニール手袋、マスク、エプロン(ガウン)を着用してください。雑巾、タオル等で嘔吐物、下痢便をしっかり拭き取ってください。拭き取った雑巾、タオルはビニール袋に入れて密封し、捨てることをお勧めします。嘔吐物の消毒は市販の塩素系消毒剤(漂白剤)を希釈したもの(次亜塩素酸ナトリウム0.1%または1000ppm)を使用して下さい。
※500mlのペットボトルの水にハイター(塩素系消毒剤)をペットボトルのキャップ2杯分加えると0.1%(1000ppm)に希釈できます。
◎石鹸を使った手洗いは様々な感染症の予防にとても大切です。常日頃より手洗いを習慣にし、健康管理をされてください。
外来看護師より