白内障と手術
- 白内障ってどんな病気?―水晶体と白内障―
水晶体は目の中でレンズの役割をする組織です。正常な水晶体はほぼ透明で必要な光を良く通しますが、水晶体が濁ると光が十分に通らなくなります。これが「白内障」です。主な原因には加齢があります。
- 白内障の症状
主な白内障の症状には、明るい所で眩しくて見にくい、物がかすんで見えるなどがあります。水晶体の濁りかたはその方によって異なるので、症状は様々です。
- 白内障の治療って?―白内障手術―
白内障は主に手術によって治療が行われます。現在の白内障手術は小さな切開から濁った水晶体を超音波で破いて取り出し、その代わりに人工の水晶体である眼内レンズを入れる方法で行われます。白内障手術は技術の進歩とともに、その安全性も向上してきました。
・眼内レンズ
眼内レンズは取り出した水晶体の代わりとなる人工水晶体です。 直径が6mm程度で、眼内に固定するためのループと呼ばれる支持部がついています。 小さな切開部位から折りたたんで挿入されます。 眼内レンズを挿入することで、視力を得ることができます。
- 切開します
- 濁った水晶体を破いて取り出します
- 眼内レンズを挿入します