熊本地震の影響

副院長 渡邉です。

今回の熊本地震にて、外来患者様、入院患者様とそのご家族には大変なご心配とご迷惑をおかけしております。また、被害を受けられた方々に心よりお見舞いを申し上げます。

北部病院でも2回にわたる大きな地震でダメージを受けました。4階病棟の1室では天井の空調が落下、新館との接合部にもひびが入っております。いかに震災が大きい規模だったかよく分かります。現在入院患者様を3階の旧館病室に集中してお過ごしいただいております。患者様方にはしばらく窮屈な思いをさせてしまい、大変恐縮ですが、安全が確保されるまで、しばしの間、辛抱いただいております。幸い患者樣方には急変もなく、お過ごしいただいております。

また、給食に関しては、三日間は常備しておいた緊急用給食で対応し、明日からは物資の補給が再開される予定です。

現在北部病院では、電気は供給されていますが、未だ断水が続いている状況です。スタッフが何回も近くの川上小学校から給水をもらってきていますが、十分とはいえない状況です。一番困るのがトイレの使用です。

従って、明日の外来診療はケガなどの緊急を要する患者さま、お薬がなくなって困っている患者さま中心にさせていただきます。デイケア、外来リハビリテーションはお休みさせていただきます。なるべく急を要する診療以外の受診はお控えいただけると幸いです。申し訳ありません。そして受診前にお手洗いを済ませて来院されることをお願いいたします。水道再開され次第、またこちらからご報告させていただきます。

最後に、地震直後にも関わらず、身の危険を顧みずたくさん集まってくれたスタッフに心よりお礼を申し上げます。自分たちの家もぐちゃぐちゃなのに、ご家族のこともあるのに患者さまのことだけを考えて余震の中徹夜で作業してくれたり、差し入れを届けてくれたり、当院のスタッフには涙が出る程感謝しております。本当に素晴らしいスタッフに恵まれて幸せです。これからも余震が早く遠ざかることだけを願い、復旧につとめていく所存です。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

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