片頭痛の新しい注射薬 その後⑧

こんにちは、北部病院、副院長の渡邉(り)です。

本日は連休前の月曜日で、外来は大変お待たせしており、大変申し訳ございません。また増改築工事の騒音振動も大変ご迷惑をおかけしております。

当院のゴールデンウィーク期間の診療予定につきましてはコチラをご参照ください。

 

さて、ブログでシリーズ化した片頭痛注射についての第9弾です。前回から2か月以上あいてしまいました。最近は気候や気圧の急な変化が多くて頭痛が出る方が多いように感じます。新年度で生活の変化などで起こる方も多いですね。緊張が続いた後こそ要注意です。ホッとした瞬間副交感神経が優位になり血管が拡張して頭痛が起こりやすいのです。

★片頭痛発作抑制の注射薬の今までの体験談や経過につきましては(5/11のブログ)(5/24のブログ)(6/15のブログ)(7/14のブログ)(9/14のブログ)(10/19のブログ)(12/21のブログ)(2/2のブログ)をご参照ください。

先週末、医療関係者向けのウェブ講演会「患者さんの声を聞く片頭痛治療」のパネルディスカッションに「自身も片頭痛を持ち、片頭痛治療を行っている医師」のひとりとしてパネリスト発表させていただきました。私の今までの病歴から治療歴、患者として困ることや日常診療で工夫していることなどをお話させていただきました。立派なスタジオでの生配信など、大変緊張いたしましたが、私の体験が少しでも診療を行う先生方や医療スタッフ、患者さまのお役に立つことができれば幸いです。片頭痛診療でご高名な富士通クリニックの五十嵐久佳先生とも直接お話ができ、ご講演を拝聴し、大変勉強になりました。私と同じく片頭痛を長くお持ちの成城ハートクリニックの北川容子先生とも色々お話できたのがとてもうれしかったです。

コロナ禍以前以来ぶりの東京出張でした。ここ数年人が多いところを避けて過ごしてきたので、飛行機内や空港ではドキドキしました。片頭痛あるあるですが、大きなイベントの前後は頭痛発作が起きないか大変心配するものです。結果今回も「大きな緊張」、「飛行機での移動」、「眩しいスタジオのライト」、「慣れないホテルの枕」などでやっぱり発表後に頭痛が出てしまいました。つくづくやっかいな病気ですね。

話は変わりまして、当院外来で片頭痛の発作予防の注射をされている患者さまについてです。今までは「きっちり毎月1回」注射を受けに来られていた方が、最近はもっと間隔を開けて受診される方もおられます。基本的には月1回の注射ですが、頭痛の回数が減り、ある程度慣れてくると頭痛発作の頻度に応じて間隔を調整しても良いのかなと感じます。「ちゃんと来なくてすみません」と申し訳なさそうに言われる方も多いのですが、患者さまが少しでも頭痛のことを忘れて生活できるようになっておられることは大変喜ばしいことです。ある程度頭痛を自分でコントロールできているという感覚が持てると生活にゆとり感が生まれてきます。頭痛におびえる毎日ではなく、うまく付き合っていける日々にしていきたいですね。

40年近く片頭痛に振り回される私の人生。たくさんの方々に迷惑をかけ、自分自身も体調不良に悩まされてきました。同じように片頭痛で苦しむ方々が今後少しでも楽になるよう願っております。そのお手伝いができるよう私たちスタッフも頑張ります。

片頭痛でお悩みの方や、その治療にご興味のある方はお気軽に当院までお問い合わせください。