多職種連携における「医療介護用SNS」活用

こんにちは。北部病院です。

すっかりあたたかくなったと思ったらまた冷えて、まさに三寒四温の3月末ですね。昨日は小学校の卒業式などが行われており、桜の開花ももう少しといったところです。

春は出会いと別れの季節ですが、みなさんはどんな出来事がありますか?我が家は子どもが大学生になり、春から関東に行きます。未来に向けて夢や希望がいっぱいの若者たちを応援していきたいですね。

 

さて、今日の話題です。北部病院では難病や持病と長くおつきあいされている患者さまのために「多職種連携」での取り組みを行っています。

「多職種」とは、医師、歯科医師、看護師、リハビリ療法士、相談員、ケアマネージャー、介護職、訪問系サービスを行う職種、施設スタッフ、受付事務スタッフなどのこと。

これらの人々が協働して、患者さま、ご家族のために一番良い方法を話し合い、取り組んでいくのが医療介護における「多職種連携」です。

定期的に会議を行うことももちろん行っていますが、急に何か起きてしまったことで困ることもあります。その場合に大変便利なツールが「医療介護用SNS」です。当院では数年前より活用を始めました。担当の医療介護職だけではなく、患者さまご家族にもグループに登録いただいております。グループを作ることで、限られたメンバーが患者さまの現在の状態の共有をでき、それぞれの対応の報告、また生活上、療養上での困りごと、相談などにも幅広く対処できるようにしています。

ご家族からも「気軽に相談できるようになった」「現在の状態がよく分かる」と大変ご好評いただいております。スタッフもそれぞれ多忙なスケジュールの中、あいた時間にチェックできるのでわざわざ集合しなくても情報共有できる点がとても優れていると感じます。

当院では病院内のスタッフ全体連絡や、入院患者さまでの多職種連携、部署ごとの連絡にも活用しております。コロナ禍で密を避けなければいけない今、各部署で大変助けられています。

もし当院におかかりの患者さまのご家族で、「うちも専用のページを作ってほしい」とご希望される方がいらっしゃったらお気軽にご相談ください。

 

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