片頭痛 おすすめの本やアプリ

こんにちは。副院長 渡邉(り)です。もはや恒例となりました片頭痛ブログシリーズです。

昨日はバレンタインデーでしたね。北部病院のお昼の給食にはチョコレートムースがデザートについていましたよ。バレンタインのカードも添えてありました。日清食品のみなさん、いつも愛がこもった給食をありがとうございます♡

 

片頭痛ブログ、「ブログ読んで来ました!」と当院の頭痛外来をご予約いただく患者さまがとても多く、本当に恐縮です。みなさん片頭痛でお困りの方は色々な情報を常にネットで探されているのですね。他方面からの余計な反響とかはあまり気にせずw、患者さまのためにもっと情報発信につとめようと思った次第です。今までの片頭痛ブログシリーズはコチラ。

本日もご家族が当院の頭痛ブログを読まれ、そのご家族と一緒に受診された患者さまもおられました。頭痛で苦しんでいる家族を見ているのは本当につらいですよね。私の母も、私が頭痛で辛そうにしていると、母までが辛そうな顔をします。「心配かけて申し訳ないな・・・」と思うと同時に「こんなに心配してくれてありがたいことだな」と感謝もしています。

 

さてさて、最近の大寒波で片頭痛患者さまには大変つらい日々が続いたのではないでしょうか?片頭痛外来を受診される方も多かったですし、毎月来院される患者さまも「今回は発作多くてきつかったです」と言われる方が多かったです。御多分に漏れず、私自身も先日、年に1度くらい来る「大発作」が来ました。寝ている最中から発作が起こり、朝起きたときにはあまりに痛くて目も開けられず、起き上がれず、本当に久しぶりに仕事を休んでしまいました(お薬飲んで気を失ったように眠り、午後から無事出勤いたしましたが)。スタッフにも患者さまにも大変ご迷惑をおかけしました。

このように頭痛で周りに迷惑をかけるとすごーく落ち込みますよね。「自分なんて役に立たないんだ」「今日も伏せてしまって活動できなかった」と自己肯定感が下がる方も多いです。

片頭痛の約7割の方は日常生活に支障をきたしていると言われており、それによる社会の経済損失は国全体での年間推定2兆円に上るそうです!とんでもない損失ですね。

「たかが頭痛」と思わず、しっかりと片頭痛と向き合って上手に付き合っていきましょう!自分を大切にしてあげられるのは、他でもない「あなた自身」なのですよ♪

 

さて、私が頭痛外来で患者さまによくおススメする本があります。頭痛の大家である清水俊彦先生が書かれた有名なご本です。じゃーん!

↑すみません、カバーが破れ、だいぶ出世しております・・・。外来でいつも患者さまにご紹介しているので・・・。

この本は「片頭痛の彼女や奥さんをもった男性が、いかに片頭痛のことを理解してして、彼女たちとうまく付き合っていくか」という大変ユニークな視点で書かれており、一般の方もとても読みやすい内容になっております。「片頭痛の人々はこんなに才能豊かで感性豊かなんだよ」から始まり(頭痛の後で自己肯定感が低くなってる時に読むと涙がでるほど嬉しいですw)、「こんなシチュエーションのデートはダメだ」とか、「一緒に暮らすにはこんな環境がいいよ」などのアドバイスまで、至れり尽くせりなのです。ご興味のある方、片頭痛のことを詳しく知りたい方はぜひぜひご一読を♪

 

また、大寒波の時に発作が起こった方が多かったと先ほど書きましたが、気圧の変動を予測するアプリを使って事前に注意する方法もあります。私はよくこちらを患者さまにおススメしています(自分でも入れています)。頭痛日記として、発作の回数や飲んだお薬などを記入していけるようにもなっています。

頭痛ーる
「頭痛ーる」サイト

今は他にもいろいろなアプリが出ていますのでご自身に合った使いやすいものを選んでみてくださいね。

今回はこのように片頭痛対策に関する最近のあれこれをご報告させていただきました。年度末は仕事も立て込んだり、送別会や花見などで飲酒の機会、外出が増えますので、片頭痛の方は大きな発作が起こらないように気を付けてくださいね。お出かけの際は必ずお薬を忘れないようにどうぞ♪ 

 

40年近く片頭痛に振り回される私の人生。たくさんの方々に迷惑をかけ、自分自身も体調不良に悩まされてきました。同じように片頭痛で苦しむ方々が今後少しでも楽になるよう願っております。そのお手伝いができるよう私たちスタッフも頑張ります。

片頭痛でお悩みの方や、その治療にご興味のある方はお気軽に当院までお問い合わせください。

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