物忘れ・認知症外来
物忘れは脳の病気で、お年寄りに多くみられる病気です。
物忘れが多くなったからといって、必ずしも認知症であるといわけではありません。
何度も同じことを聞く、以前できていたことができなくなった、捜し物が多くなった、道に迷う、などの症状がある方はご相談下さい。
当院では、病気による「物忘れ」の早期発見と適切な治療を行うため、脳神経内科の専門医が診察を担当します。
病歴確認、神経診察、血液検査、X線検査、頭部CT、脳波などを行います。
頭部MRIや脳血流SPECTは必要に応じて連携する国立病院機構 熊本再春医療センターにて行います。
予約制となっておりますのでご希望の方はご連絡下さい。
また、「もの忘れ外来」では、ご本人の生活状況が診断、治療に重要な情報となりますので受診の際には、必ずご本人の生活状況や日頃の様子をよく知っている人(ご家族など)に原則ご同伴いただいております。
診察日時(予約制)
- 水曜日 14時~、15時~
- その他 新患1例ずつ 原則予約制
日頃の様子が分かる人(家族など)が原則同伴
MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査(予約制)
- MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査ができます
- もっと詳しく
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◆ MCI(軽度認知障害)とは?
MCI(軽度認知障害)とは健常者と認知症の中間の段階を示します。日常生活に支障はありませんが、そのまま過ごすと約5年でその半数以上が認知症に進行すると言われています。 認知症予備軍と言われているMCIですが、最近の研究ではMCIの段階で適切な予防や治療を行えば、認知症の発症を防ぐことや遅らせることができるとわかっています。◆ MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査とは?
認知症の中で最も多いアルツハイマー型認知症は、発症する20年前から主な原因物質であるアミロイドベータペプチドが脳内に溜まり始め、神経細胞に障害を与えることにより、認知機能を少しずつ低下させていくと言われています。 血液中のアミロイドベータペプチドの毒性を弱めたり、脳内に溜まらないようにする働きのある3つのたんぱく質(ApoA1、C3、TTR)がわかっています。この3つのたんぱく質の血液中の濃度を測ることにより、MCIやアルツハイマー型認知症などの可能性を調べることができます。検査をお勧めする方
- 50歳以上の方
- 最近物忘れが増えてきたなと感じる方
- 肥満や糖尿病など生活習慣病の恐れのある方
- 親や家族の様子が少し変わった気がする方など
検査の方法
- 血液を7ml採血するだけです。
検査の結果は?
- 検査結果の説明と予防に向けてのアドバイスを医師が行います。検査結果を受け取るまでに2~3週間かかります。
検査の料金
- 20,350円(税込)(保険適応外)