床ずれは「褥瘡(じょくそう)」とも言われ寝たきりなどによって長時間同じ場所が圧迫されることや摩擦やずれが加わることで皮膚がただれたりキズができてしまうことです。一旦床ずれが発生すると治るまで数ヶ月~1年以上かかってしまうこともあります。床ずれのできやすい条件は主に4つあります。
①寝たきり状態で自分で体の向きを変えることが出来ない。
➁瘦せていて体の骨がでている。
③食事が十分に摂れず栄養状態が低下している。
④汗やオムツにより皮膚が湿っている。
その為に褥瘡は発生させないための予防が大切です。在宅での予防ケアについて紹介します。
①定期的に体の向きを換え正しい姿勢を保つ。 ②身体にあったベッドやマットレスなどを使用する。
③毎日の皮膚の観察を欠かさず、体を拭いたりし清潔を保つ。
・皮膚が赤くなっていて、指で押しても赤みが引かない。・水ぶくれが出来ていないか。 など
褥瘡発生を早期に発見することでいち早く予防ケアを実施できます。異常や不安があればすぐに、主治医や訪問看護師などに相談しましょう。