ヤングケアラー問題の現状とケアマネジャーができること

家族のケアを担う子ども・若者たち,いわゆる「ヤングケアラー」という言葉を聞いたことがありますか。

日本ケアラー連盟による定義があり,「家族にケアを要する人がいる場合に,大人が担うようなケア責任を引き受け,家事や家族の世話,介護,感情面のサポートなどを行っている,18歳未満の子ども」とされています。

ヤングケアラーは確実に日本にいますが,これまで多くのヤングケアラーは専門職にも気づかれず、家事や家族の世話などを日常的に行っているこどもに、責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことが心配されています。

今後,国や自治体といった行政がヤングケアラーの相談窓口を設置するなどの支援体制を整えていくだろうと予測されます。その中で,特にケアマネジャーに求められることは大きいと言われています。

介護保険制度だけでは解決が難しいヤングケアラーの問題ですが、まずは身近な存在であるケアマネジャーがヤングケアラーについて,その価値と大変さ,どのような困難・思いを抱えているか理解することが必要であると言われています。

「必ずヤングケアラーはいる」という認識を持って、今できるヤングケアラー支援を模索していきましょう。

ヤングケアラー

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