先月からアデノウイルス感染症が増えてきています。当院でも、結膜炎(目の充血や目やに)の症状を訴えて来院される方が多くなっており、皆さまに予防のポイントと注意点をお知らせいたします。
アデノウイルス感染症とは?
アデノウイルスは、多くの型があり、咽頭炎(のどの炎症)・扁桃炎・結膜炎・咽頭結膜熱(いわゆるプール熱)・胃腸炎など、さまざまな症状を引き起こすウイルスです。
潜伏期間は型によって異なりますが、おおよそ 2〜14日間のことが多いです。
感染経路
- 飛沫感染**:せき・くしゃみによるしぶき
- 接触感染**:手に付いたウイルスが目・口・鼻に触れることで感染
- 物を介して**:タオル・食器・洗面器などを共用することで感染
- プールの水**:水中や施設内での感染
などの例が報告されています
登園・登校の目安
咽頭結膜熱(プール熱)の場合は、**主な症状(熱・のど・目など)がなくなってからさらに2日間** は登園・登校を控えることが望ましいとされています。無理をせず、医師と相談の上で判断してください。
皆さまが安心して過ごせるよう、職員一同予防と対応に努めてまいります。気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。