スマホ首⁈ ストレートネックにご注意

おはようございます、北部病院です。

今日は「ストレートネック(スマホ首)」についてのお話です。

コロナ禍で在宅時間が増え、スマホやタブレットの時間が長くなり、首や肩がだるく、辛く、痛くなってはいませんか?

重い頭部を支える頸椎(首の骨)に負担がかかると、本来自然な前傾カーブを描いているはずの頸椎がまっすぐになってしまい、いわゆる「ストレートネック」の状態となってしまうのです。頸椎がまっすぐになってしまうと衝撃や重力をうまく逃せず、負担がかかりすぎてしまうのです。骨の状態はレントゲン検査で確認ができます。

日常診療の中では、交通事故で「むち打ち」になった時も、ストレートネックの方は症状が重く、症状が長引きやすい傾向にあると感じています。

長時間前傾姿勢を取る方や猫背の方はストレートネックになる可能性が高く、注意が必要です。首や肩の痛みだけではなく、頭痛やめまい、目の疲れなどに発展する場合もよくあります。ストレートネックを放置していると頸椎自体が変形して行き、「変形性頚椎症」に進行してしまい、元に戻らない可能性も出てきます。

壁を背にして、背中・お尻・かかとをつけて立った時、後頭部が壁についていない人はストレートネックになっている可能性が高いです。そうなってしまっている方は日常の姿勢や生活習慣に気を付けるようにしましょう。

スマホを見る時はスマホを上げて目線も上げる(座って使うときは肘の下にクッションなどを置いて高さを作ると効果的)、パソコンを使う方はパソコン画面を置く位置を低くしないなど、日常生活でも色々改善できます。何もしていない時でも猫背の姿勢にならないように注意をしてください。ソファなどで背骨を丸めるような形で座るのもNGです。

その他、定期的な首回りのストレッチも大変効果的です。当院ではご家庭で気軽に頸椎ストレッチできるグッズも取り扱っています。頸椎が変形する前に対策を取ることで、肩や首の痛みにさよならしたいですね。

ストレートネックが気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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