「鉄分」足りていますか?

こんにちは。北部病院です。本年もどうぞよろしくお願いいたします!

コロナも予想通り第6波が来て、当院でも連日ちらほら抗原検査陽性の患者さまが出ています。皆様もくれぐれも同居家族以外とのマスクなしでの会話や会食は避けてくださいね・・・。

 

さて、本日は「鉄分」のお話です。

しっかり休んでいるはずなのになんだか体がだるい…実はその症状、鉄不足が原因かもしれません。

鉄は酸素を運ぶだけではなく、エネルギーや筋肉を作りだすための必須成分です。成長期の子ども運動される方月経がある女性はエネルギー必要量や鉄分消費量も増えるため、どうしても不足しがちな成分でもあります。普通に生活していても鉄は毎日消費されているのです。

鉄は赤血球の材料になります。毎月月経がある方はそれだけで血液を失い、スポーツをする人は運動強度の増加→体内への衝撃で、赤血球が壊れやすくなります。夏場や運動などで多量の汗をかくと鉄分排出量が増加することもあります。

鉄が不足するとエネルギー不足・酸素不足を招きます。以下の症状は代表的な鉄不足の症状です。合う症状がありますか?

・たちくらみ、めまい、耳鳴り

・疲れやすい、いつも眠い

・アザができやすい

・肩こり、関節や筋肉痛

・皮膚トラブル

・風邪をひきやすい、力が弱くなった

・のどのつかえ感

 

当院では採血を行い、ヘモグロビンだけでなく、フェリチン(鉄の貯蔵量)のチェックを行います。不足が認められ、必要であれば鉄剤(非ヘム鉄)や鉄サプリメント(ヘム鉄)の処方が行われます。

普段の食生活から鉄をしっかり摂りましょう。食品中の鉄は「ヘム鉄」(動物性)と「非ヘム鉄」(植物性)があります。ヘム鉄の方が非ヘム鉄より吸収率が約10倍高いので、効率よくヘム鉄を摂りましょう!

ヘム鉄・・・レバー、赤身の肉赤身の魚(マグロ、カツオなど)、ブリの血合い部分など。吸収率15-20%、生で摂取するとより吸収率が上がる。タンニン(お茶などに含まれる)と一緒にとっても吸収される。

・非ヘム鉄・・・ひじき、ほうれんそう、小松菜、プルーン、大豆、切り干し大根など。吸収率2-5%、タンニン(お茶などに含まれる)で吸収阻害される→ほぼプラマイゼロ

★現在保険適応の鉄剤は「非ヘム鉄」のみです。吸収率が低いだけだはなく、吸収率が低いことによる副作用(便が黒くなる、腹部不快、便秘、下痢)などが起こりやすいことが問題になります。当院では医療用ヘム鉄サプリメント(保険適応外)を販売しております。毎日服用することで着実に鉄欠乏を補っていきます。気になる方はお気軽にお問い合わせください。