こんにちは、検査室です。
最近の健康意識の高まりで喫煙率は減少しているといわれていますが、一方で禁煙・減煙目的で紙巻たばこから加熱式たばこへ変更している人もいるようです。
実際、喫煙者の27%は加熱式たばこ(iQOS等)を使用しているようです。
(2019年日本男女全体)
新型たばこの分類
使用している方の中では「紙巻たばこより害が少ないから」「ニコチンが少ないから」と言われる方もいますが、科学的知見を参照すると新型たばこも紙巻たばこも同様に化学物質は5300種類以上と言われ、うち70種類は発がん物質だと言われています。
その結果、肺がん・咽頭がん・その他のがん・脳卒中・慢性閉そく性疾患(COPD)・白内障などの病気にかかる危険性が増すと懸念されています。
ニコチンも含まれており、加熱式たばこに変えたとしてもニコチン依存から逃れられません。
非喫煙者の受動喫煙は、人によっては不快感・頭痛・気管支への刺激症状が生じ、全死亡リスクの十数%から最大75%まで高めると指摘されています。
これらのことを踏まえ、ご自身や周りの方の健康を守るために加熱式・電子たばこについても禁煙を考えてみませんか?
北部病院では禁煙外来も行っています。
禁煙外来についてはコチラ