『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』
という美人を形容する言葉がありますね。
今回は芍薬についてお話したいと思います。
芍薬は英語で「ピオニー(peony)」と言います。ハンドクリームや香水などにもよく使われるとても香りの良い花です。
漢方でもお馴染みの生薬です。
芍薬の根が使われています。
効果としては…
- 鎮静、鎮痛、抗けいれん作用
- 末梢血管拡張作用
- 抗炎症作用
- 抗アレルギー作用
- 抗菌作用
- 免疫賦活作用
- 胃腸運動促進作用
- 抗胃潰瘍作用
などがあります。
代表的な漢方薬に
◎風邪の時などに飲む葛根湯
◎更年期障害(頭重、頭痛、めまい、肩凝り)、月経不順、不妊症など婦人系症状に用いる当帰芍薬散
◎足のつり(こむら返り)に用いる芍薬甘草湯
このような華麗な花の根にこれほどの効果を合わせて持つとは驚きますね!
似ている牡丹との違いを調べてみたり公園や街中の花壇で見かけた時など立ち止まって花を楽しんでみてはいかがでしょうか?