AI(人工知能)技術がいろんな分野で導入されはじめ、その話題やニュースを頻繁に見聞きするようになりました。
さて、このAI技術はリハビリテーションの分野にも、どのような影響を与えるのでしょうか?ある分析結果によると、リハビリテーション業務のうち自動化できる割合は1%未満とのこと。今後、膨大な治療データを蓄積していくと、例えば、「病名、発症日、年齢、性別、痛み・・・などを入力すると、最適なリハビリテーションプログラムがボタン一つで提示される」ということも可能になります。
しかし、そのプログラムを実施するのは「人」であるセラピスト。日々の患者様の体調や意欲に合わせて、声掛けに工夫をしたりプログラムを変更するなど対人コミュニケーションがとても重要になり、この点はAIが苦手とするところです。なお、歩行訓練用ロボットを導入している医療機関もあり、省力化が図られています。
我々セラピストも法人理念の「6つの心」を常に心がけ、患者様に心身ともに寄り添いながら、最適な接遇とリハビリテーションを提供していきたいと思います。