コロナの感染防止対策で入院患者様の面会が禁止になり、2ヶ月半が経ちました。
ご家族のみなさまも、逢えない寂しさが増してこられたのではないでしょうか。
そこで今回は病棟から近況報告をさせていただきます。
しばらくの間中止にしていた、いくつかの活動がゴールデンウィーク明けより再開しました。
・食堂での食事
各部屋での食事から食堂での食事に戻りました。換気を十分に行いながら、椅子と椅子の間隔を空けて患者様同士が近距離にならぬよう、また対面にならぬよう席の配置換えをしています。
壁面のディスプレイは、皆さんに季節感を味わっていただければと「紫陽花」「カエル」「蓮の葉」「おたまじゃくし」「てるてる坊主」をあしらってみました。
・レクレーション
参加者リストを作成し直し、1度の参加人数を減らし患者様と患者様の間隔を空けて行うようにしています。
発声訓練を控え、手足、首肩を動かす運動などで患者様のストレス緩和をつとめています。
また、天気の良い日にはマスク装着してもらい、麦わら帽子を被って建物周囲を散歩することもあります。たまたま着替えを届けてくださったご家族と、タイミング良く久々の再会を果たされた患者様もいらっしゃいました。
・散髪
2月末日よりストップしていた、業者さん来院による散髪を今月下旬より再開します。
外部からのウイルス媒介を阻止すべく厳重体制のもと散髪をしていただきます。ちなみに今回の散髪希望者は過去最多の20名です。患者様にもよく辛抱していただきました。感謝です。
熊本の緊急事態宣言が解除され皆さまもいくらか安堵しておられるのではないでしょうか?
しかし医療の現場にいる私達は、今こそ大事な時期だと思っています。
ゆえにご家族の皆さまには、もうしばらくご面会を待っていただくことになると思いますが、病棟スタッフ皆、引き続き気を引き締めて患者様を全力でお守りしていきますので、今後ともご協力の程よろしくお願いいたします。