麻疹ワクチンについて

こんにちは、北部病院です。

テレビなどで麻疹(はしか)のニュースが話題にのぼっていますね。

はしかとは麻疹ウイルスで起きる感染症です。麻疹ウイルスに感染すると潜伏期間を経て発熱、風邪様症状、結膜炎症状、はしかの特徴ともいえる発疹が顔から全身に広がります。

麻疹ウイルスは感染力が強く、空気感染します。麻疹ウイルスに対する免疫がない方は感染するとほぼ100%発症すると言われています。治療薬がなく対症療法となるためワクチンによる予防が最も重要です。計2回の接種で99%以上の割合で免疫力を獲得できます。現在日本では1歳以上の子どもにはワクチンの定期接種が行われています。また日本では2015年3月以降麻疹の排除状態が維持されていますが、海外からの輸入症例が報告されています。

気になる方はまずご自分がちゃんとワクチンを2回接種しているかを母子手帳などでご確認ください。分からない場合は血液検査で抗体価を調べることができます。当院では抗体価が低かった場合の方のみワクチン接種を行います。ワクチンはMRワクチン(麻疹風疹ワクチン)となります(麻疹単独のワクチンが入手困難となっているため)。

過去に麻疹にかかったことがなく、ワクチン接種を受けたことのない方は当院までご相談ください。

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